以前、筆者のひもくみはアゼルバイジャン人が彼氏だった事がありました。
そのアゼルバイジャンの男性はもちろん国籍も珍しいのですが、少しDV気味の性格も持ち合わせていました。
私の過去の恋愛話になってしまうのですが、なぜ日本人からしたら馴染みのないアゼルバイジャンという国に元カレの為に行ってしまったのか？
その物語を書き記して行きたいと思います。
アゼルバイジャン人男性との出会い
そう、きっかけはひもくみがFacebookを使っていた2013年。
あるアゼルバイジャン人男性が私に友達申請をしてきました。
彼はトルコ語が分かったので（私もその時勉強していたのもあって）、てっきりトルコ人かと思ったのですが、
僕はアゼルバイジャン出身だよ！
という感じで訂正されて、そこから彼とのチャットが始まって行ったのがきっかけでした。
はっきり言って、彼は変わっていました。
画像で花は送ってくるし、何か日本人男子にはないほどの愛情表現（？）をふんだんに使ってくる彼。
良い意味でも悪い意味でも、彼は素直で純粋な男の子（当時24歳）でした。
何故でしょうかね。
私がイスラム教徒に改宗したというのも大きいのでしょうが、それ以前から何故かイスラム教徒の男性達からモテてきました。
もちろんイスラムとは関係のない人もいたのですが、いや、圧倒的にムスリム（イスラム教徒の人達の呼び名）の男子が多かった！
そんなひもくみがなぜイスラム教徒に改宗したのか理由を知りたい方は、
イスラム教に日本人の私が改宗した6つの理由を語ってみた。
日本人でイスラム教徒（ムスリム）になるのは珍しい事かもしれません。なぜ無宗教であった日本人の私がイスラム教徒になったのか？2012年にイスラム教に入信した理由を書き記してみました。改宗ムスリムに興味がある方はぜひ読んでみて下さい！
こちらの記事を読んでみて下さい。
私も中東や北アフリカの人達の顔は結構タイプだったので、お互い需要と供給が合っていると言えば前向きな考え方なのでしょうけれど。
さて、それはさておきアゼルバイジャンからひょっこり現れた通称R氏。
R氏、今から列挙する性格で皆さん彼がダメ男と分かるでしょう。
- すぐ嫉妬する
- 我慢できないから、すぐ切れる
- 女々しい
- 保守的
- 都合よくイスラムの戒律を使ってくる（しかも、間違えている）
ダメ男の何よりもありません…！
最初はホントに彼の嫉妬深さに傷付けられました。
彼は傷付いたらその傷を補う為に、相手に対しても攻撃するというハリネズミ的な要素があって…。
ここまで悪口を書いておきながら、なぜそんな彼を好きになったのか。
それは共依存カップルあるあるの発想で、
私は彼を変えれるかもしれない
という考え方からでした。
ここで私の凄い（自分でもはや自負します）ところは、実際クソ面倒くさい手続きを踏んでアゼルバイジャンに行って彼と会った事です。
ここで彼と会わなければ、
何だよ。ただのチャット恋愛ネタかよ
となるでしょう。
実際会うとしても、皆の言う遠距離恋愛とは訳が違います。
大阪～東京とか。福岡～青森とか。私にとって、そんなのもはや壁ではない！
大阪～アゼルバイジャン。
たまに日本人の方でもこの呼び名、間違えてるの知ってますよ？
そんな遠い国。
ここまでいくと馬鹿の極みかもしれませんが、彼の誕生日が12/28だったので、その日を祝う為にアゼルバイジャンへと行きました。
その時のR氏の調子の乗りようときたらもう…。
私ひもくみは昔からそうでした。
無駄に行動力だけはあった。
そして、今回も無駄な行動力を費やしただけだったかもしれません。
アゼルバイジャン人男性の嫉妬深さ
アゼルバイジャンに行く前からずっと彼と喧嘩もしてました。
例えば、私の男友達に対して異様な嫉妬心を見せよく怒っていました。
誰だ、このバハディルって奴は？
うん、彼はね、前言ってた私の大親友だよ♪
もう君とは話したくない！
( ；´Д｀)
もう意味ワカメでしたよ、ホント（笑）
確かにバハディルはイケメンだよ？ けど、Rも同じ位イケメンだよ( ´ ▽ ` )ﾉ
と私も何のフォローか分からないコメントをしたのがマズかった。
僕とそいつを比べるな！
えぇぇぇぇっ( ；´Д｀)？!
そいつと会ったのか？
うん、トルコで会ったよ
どうせ、そいつとデートしたんだろ？
いや、会ったのも一瞬だったし、お互いFacebook交換しただけで終わったよ( ´ ▽ ` )ﾉ
君は僕を馬鹿にしてるのか？
（うん、してるさ！）ううん、してないよ。ただ、そんなに嫉妬しなくても大丈夫なのに、と思って。彼の事好きなの？
はっ？
いや、だってよく彼について聞くから気になってるのかなぁー、と思って
全く
という彼の受け答えは、どう考えても嫉妬の塊。
私にとって、この彼の嫉妬深さがあまりにもバハディルの名前を引き出させたので、
もしかしてR、彼と友達になりたいんかな？
とか思ってました（笑）
そんなイケメンなトルコ人男性であるバハディルとの出逢いについては、
トルコ人男性達のイケメンパラダイス？！3つの特徴をご紹介
トルコ人イケメン男性たちの特徴についてまとめてみました。トルコにイケメンが多いのは何故なの？トルコ人に親日派が多いって本当？トルコ人男性は女好きが多いって聞くけど？何故そんなに嫉妬深いの？そんなよくある質問にもお答えしていますよ！
こちらの記事を読んでみて下さい。
こんな分かり易いようで分かりにくいR氏。
何故でしょうね。
普通の恋愛相談って真剣深刻な感じのものが多い中、私の相談は皆の笑顔が絶えませんでした。
いや、ひもくみも言われて傷付いた事いっぱいあるんですよ？
例えば、「地獄へ堕ちろ！」とか。（後々聞くと、アゼルバイジャンではこういった類の悪口を普通に日常生活の中で使うらしいです。日本で言う「お前ウザ、死ね！」って言う感じですかね）
君は黒蛇だ！
と言われた事に関しては意味不明で、
褒めてくれてるのかな？
と最初は勘違いしてました。
というのも、私はShakiraの影響で蛇が好きになったので（笑）
Shakiraみたいにクネクネになりたいという願望を前から抱いていたひもくみ。
R氏に褒められたのかと思いきや、コンタクトをブチっとカットされて初めて怒ってはる事に気付くという…。
ここまでがR氏とアゼルバイジャンで会う前までのお話し。
それでは、実際会ってみた印象はどうだったのか？
彼氏に会いにアゼルバイジャンへ
先に真面目な話をしておくと、アゼルバイジャンへ行くにはビザ申請が必要です。
当時のひもくみは、直接アゼルバイジャン大使館に行ってビザ申請をした覚えがあります！
また、ホテルからの「Invitation Letter」というのも必要で、その手紙にはマネジャーのサインとハンコが必須だったのです。
それがね、今は何とかなり簡略化されています。
もしアゼルバイジャンへ行くのに興味がある方は、
アゼルバイジャンに入国するには，あらかじめ査証（ビザ）を取得する必要がありますが，2016年２月１日から国際空港（ヘイダル・アリエフ国際空港（バクー）及びギャンジャ空港）において，日本国旅券所持者に対して，一般査証（一次有効，滞在期間：30日）の発給が開始されました。同査証発給の際は，顔写真は必要ありません。査証料は無料です。
一般査証以外の査証については引き続き，あらかじめアゼルバイジャン大使館で査証を取得してください。アゼルバイジャン大使館での査証申請には顔写真２枚（縦４ｃｍ×横３ｃｍ）が必要です。
（出典：http://www.az.emb-japan.go.jp/009jp.html）
こちらを参考にしてみて下さい。
Avril Lavigne（アヴリル・ラヴィーン）の「Goodbye」を聞くたびに思い出すんです。
アゼルバイジャンでの彼との思い出を。
元々、そんな自身の失恋を重ね合わす事なく、純粋にこの曲が好きだったんですけどね。
アゼルバイジャンのホテルとPV動画のホテル。
失恋の涙―――。
何もかもが、今では重なるひもくみの好きな名曲の一つです。
あれだけ喧嘩してた私とR氏。
直接会っても、
喧嘩するんだろうな
と思ってました。
だから、プライベートな場で会ったら殴られる可能性もあると思い、
公共の場で会おう！
と私は提案しました。
そして、R氏と相性が合わないと思ったら、そこからは私一人でアゼルバイジャンを旅行するとーーー。
私はあまり信じていませんでした。
R氏が私に会いに来るとは。
私はいつも、
あなたはどうせ私と会わないでしょ
と口癖のように言っていました。
そしたらR氏は、
必ず君と会う。僕は約束したんだ。守るよ
と必ず言い返しました。
2013/12/28～2014/1/5までアゼルバイジャンに行きました。
その旅は私にとって忘れられないものとなりました。
まず、格安航空チケットを取ったという事もあり、ロシアで８時間程待たねばなりませんでした。
正直ネット環境も悪く、私はロシア人のイケメンに集中するしか良いことなかったくらいにモスクワ空港では良い思い出がなかった。
そして、その後ようやくアゼルバイジャンの中へ！
その時にパスポート、アゼルバイジャンビザを見せたときの審査員の怪訝な顔、私は忘れてません。
え、じゃぱねーず？
という感じの驚きの顔で出迎えられました（笑）
そこからです。
ひもくみびっくり仰天体験が幕を開けるのはｰｰｰ。
着いた早々、何故か私のスーツケースがないのです。
慌ててそこいたスタッフの人にスーツケースを尋ねてみる事に。
結果、私のスーツケースはよく分からない国名に飛ばされていました。
原因は何となく分かります。
私は乗り換え乗り継ぎで、時間を掛けてアゼルバイジャンへと行きました。
その途中、韓国のパイロットのおじさんに、
君はモスクワ空港で、自分のスーツケースを取りに行かないといけないよ
と言われていたのです。
そして、それを実行しようとモスクワ空港にいるインフォーメーションセンターにいるスタッフに尋ねると、
何言ってるんだい？ロシアのビザがないと、君はモスクワ航空の外に出られないよ。つまり、君は自分のスーツケースを取りに行けないってこと
(ﾟ-ﾟ)(ﾟ-ﾟ)(ﾟ-ﾟ)？！
私は心の中で、
何かありそう
という漠然とした不安を抱きながら、アゼルバイジャンのバクー（首都名）空港に降り立ったひもくみ。
そして、やっぱり何かありました。
スーツケースがない…..。
アゼルバイジャン人男性からのナンパ
スーツケースが無い状態で自分が予約したホテルへと向かいました。
ホテルのスタッフの人達は4人程と少なかったです。
22歳の女性スタッフだけが唯一英語を話し、あとのアゼルバイジャンの男性スタッフ達は
- アゼルバイジャン語
- トルコ語
- ロシア語
と英語以外の言語で楽しげに仲間内で語らっていました。
そうなんです。
アゼルバイジャン人は英語を話せない人がほとんどです。
話せる人達は大学へ行って英語を学んだ高学歴層というのが印象です。
なので、R氏はアゼルバイジャンの中でも賢い方なんだと思えました。
たとえ英語の文法が破滅的でも（笑）
さて、本題に戻ります。
スーツケースが無い状態のひもくみ。
空港内のおじさんに、
次の日には、君のスーツケースは届いてるよ(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
という言葉を信じて、またバクー空港に着いた次の日に向かったんですね。
そしたら、はい。
トドイテナイ
こういうのって、海外では普通なんですかね。
英語がしゃべれない男性ホテルスタッフの車で空港にもう一度行ったのですが、その行ったタクシー代として3,000円も取られましたし。
行った意味も無いし…。
この出来事の他にも、食事や何かモノを買うのにも苦労しました。
なぜなら、一般のアゼルバイジャン人達はアゼルバイジャン語しか話せないからです。
さらに、ひもくみはスーツケースが無いので服を着替えられませんでした。
なので、3日間ずっと同じ服で過ごすという不潔感極まりない生活をホテルで過ごしていました。
こういったストレスだけでも正直耐えがたかったのですが、R氏は仕事があるからと私に会いにも来ず…。
誰も頼る人がいない…
さらに、これ以上のストレスがひもくみを襲いました。
それはホテルでのこと。
ホテルの部屋は広かったのですが、Wifiが繋がりにくくロビー近くのソファーの方がネットが使い易かったので、そこで使わせてくれるよう頼んだんですね。
そこで3人のホテルスタッフもくつろいでいて、その内の英語がしゃべれる女の子を中心に私は少し話しました。
話題はイスラムについて。
ひもくみ、アゼルバイジャンでは帽子を被っていて、あまりイスラム教徒っぽくなかったんですね。（冬の間は、よくするんですけどね）
また、このアゼルバイジャンに行く前は、アルバイトでヒジャーブ（スカーフ）を被らずに働いてたんです。
バイトを見つけようにも、ヒジャーブを被って行ったらことごとく断られたので。
その事について彼女は、
イスラム教徒ならしっかりイスラムの事を守ってお祈りも被り物もしなければならない
と言ったんですね。
ただ、何も被っていない彼女に…(´_ゝ｀)
そういう会話をしつつ、隣のマネージャーの男が私に少し日本語で話しかけてくれました。
「ヒメ」とか「コンニチハ」とかとか。
なぜヒメ（笑）
とか思いつつトルコ語で、
ありがとう
とか言いながら適当に会話してました。
そしたらその周りにいたスタッフ達が、
彼をあまり本気に相手しない方が良いよ（笑）彼、アゼルバイジャン人じゃなくてLezgin出身だから。頭おかしいんだよwww
アゼルバイジャンすらも、どこかあまり分からない日本人のあなた。
Lezgianとは何ぞや？
ともはやなりますよね。
Lezgianとは、国ではなく「民族」です。
ひもくみは、ちなみにLezgianって知ってましたよ。
こんなWikipediaにも日本語で載っていない民族を。
それは何故かって？
なぜなら、R氏がLezgin出身だったからです！
はい、これだけアゼルバイジャンを強調しながら、 彼の国籍はなんとLezginだったんですよ！！
そんなR氏と同様のLezgin出身の彼。
ちょっとテンション高めのいじられキャラでした（笑）
いじられキャラのその彼はさんざん皆にいじられた後、私と二人きりになりました。
そして、彼は何か私に言いたそうな感じでした。
ただ、言語が分からない…。
特に彼はアゼルバイジャン語しかしゃべれなかったので、私の拙いトルコ語でも対応しにくかったのです。
しかし、私たちにはパソコンがあった。
二人共パソコンを使いながら隣通し座っていたので、そんな彼が画面を見るよう私に促しました。
すると、Google翻訳を持ち出し、彼はアゼルバイジャン語から日本語に翻訳し始めました。
よく見てみるとそこには、
私はあなたの事が好きだ
と書いてありました。
(°°)(°_°)(°0°)?!
信じられますか、皆さん？
衝撃のメッセージ内容に私も思わず、
何で好きなの？
と聞いてしまいました。
そしたら彼からは、
君の瞳が美しい
と返事が来たのです。
ありがとう（笑）
ただひもくみはスーツケースが無い状態だったので、ずっと3日間一緒の服かつ言語が通じないというストレスが溜まりに溜まっていました。
それに極みがこの謎の告白です。
もはや私のストレスパラメーターは頂点に達していました。
さらに彼は、
僕はこのホテルのマネジャーだ。この僕の気持ちを他のスタッフには広めないで欲しい。どうせ、彼らは僕をからかうに違いないからさ
（うん、確かに）ありがとう。あなたの気持ちは嬉しいけど、私はあなたの顧客で、あなたはお店の人。それだけの関係よ
と私は丁重にお断りさせて頂きました。
すると彼は、
それは、残念だ。けど、君が好きだ
はい？(°-°)
そして、彼は簡単に自分の自己紹介をしつつ、
君を抱きしめたい
とまで言ってきて、
一体何の残念だったんだろう？
と私は疑問に思ってしまいました。
ごめんなさい。私は一人の男性に会いに来るために、アゼルバイジャンへと来ました
彼は君の彼氏なのかい？
ええ、そうよ
それは、残念だ。けど、君が好きだ
（しつこすぎんか？…）
Lezgin人はなんだかとても情熱的なんですね。
そして、そんな男達に何故かモテるひもくみ・・・。
さすがに私の疲労やストレスは、しつこいマネージャーによりピークに達してしまいました。
もう部屋に帰ってシャワーを浴びて寝たい
と何度か言ったのですが、
君の部屋に行って良いか？
とちょっと嫌な展開になってきたところで、別のお客さんが来て彼に相手が出来たので、急いで私は部屋に戻りました。
何でアゼルバイジャンに来てまでこんな苦労をしているんだろう？
この話をR氏にメッセージで送ってみたら、いつもは嫉妬ばかりのR氏が
君は僕の話をそのマネージャーにしたの？
と尋ねてきて、
したよ
と答えたら何だか嬉しそうでした。
きっと勘違いして意味が分かってないのだろうと分かっていても、それを突っ込む気力も大阪人であるひもくみには
もはやない…！！
さすがに服も4日間一緒は嫌だったので、シャワーで洗って部屋干しして、私は裸のままベットで寝ることに決めました。
12月末の寒い夜に、疲れがある状態で寝た次の朝。
私は当然のごとく風邪を引いてしまいました。
丸一日寝込み、未だスーツケースは届かない。
そんな最悪の状態でした。
外に出ようと思っても、あの例のマネージャーとは会いたくない気持ちもあったし…。
ただ、一度だけ外出しました。
風邪とはいえ、何も食べたくなくても何か食べなくては！
そう思いりんごを買いにホテルを出ました。
そしたら、帰宅途中にあのマネージャーと2人のスタッフに会いました。
2人のスタッフは何も知らないので、私に普通に話し掛けてくれました。
彼を除いては（笑）
表情からして、何だか気まずい感じを装っていたのですが、
いやいや！気まずいのはこっちだし
と思わず心の中で突っ込んでしまいました。
そして、次の朝。
風邪も治りスーツケースも取り戻す事が出来たので、このホテルとも最後の別れになりました。
ここのホテルの従業員には、次また新しいホテルに泊まり行くと最初の方に伝えていませんでした。
なので、最後に実はまだアゼルバイジャンに宿泊する予定で違うホテルに行くという事も伝えました。
え～～、何でひもくみ！ここに最後まで泊まりなよぉ～～～！！
と言われたのですが、皆さんは私が泊まりたくない理由はもうお分かりでしょう（笑）
アゼルバイジャンに行く前から、2つ違うホテルに泊まるという事は決めていたので。
そして、また新たなひもくみの旅へと展開していくのです。
アゼルバイジャン人の彼氏からの告白
こんな事があってからの、R氏との初対面。
どきどき。ワクワク。
そんな気持ちでいっぱいでした。
まず、感想から言うとR氏はネットの世界とリアルの世界での対応がまるで違いました。
アゼルバイジャンでのR氏は本当に優しかった。
私の人生の中で、最高の恋人と言っても良いくらいにさりげない優しさや気遣いが出来る男性でした。
私のゆっくりな歩調に合わせてくれたりとか。
さりげなくランチの後に支払いを済ませてくれていたりとか。
ふぅ、本当に一瞬の良い思い出でした（´-`）.｡oO
昼食のレストランでは、R氏は私に伝えたい事があると言って来ました。
君の事が、本っ当に好きなんだ
これを直接言われた私は、とても甘酸っぱい気持ちになりました。
なぜなら、好きな異性にそんな面と向かって直接的に愛の言葉を言われた事がなかったからです。
そして、彼はプレゼントがあると言いました。
アゼルバイジャンに行く前から、彼はずっと私にプレゼントがあると言っていました。
しかし、そのプレゼント内容を教えてくれず…。
私はずっといらいらいしてました。
ここで、ようやく彼は教えてくれたのです。
そのプレゼントとは、何と指輪だったのです！
ひもくみ人生初の、ゆびわ。
輪っかじゃない。
そんなもの異性から一度も貰った事ありませんでした。
え、ドラマか映画かな？
全てがそう思えるようなシチュエーションでした。
アゼルバイジャンでの何とも甘い体験。
この次の日に、実は彼の家に行く事になっていました。
R氏は何故か私を彼の家に招待し、母親に会わせたいという願望を非常に強く持っておりました。
彼の結婚願望は彼に会う前から凄く感じてましたよ、はい
ちなみに、彼は母親に親戚の娘さんを紹介されていて、その紹介を断っています。
この当時は、
何とR氏は私の事を思ってくれているんだ！
とか思っていましたが、今となっては
R氏よ。早い事その娘さんと結婚すべきだったんじゃないですかぃ？
と言う程の想いしか持っていません。
残念ながら、そうなんです。
女性は男性よりも思いが冷めるのが早いんです。
そんなこんなのR氏。
とりあえず、私は彼の家に行くという心構えはしていました。
そして、泊まっても良いと聞いていたので彼氏の実家に泊まりに行く。
という体験をこの時初めてしました！
ただ、R氏は私が彼の彼女だとは母親には「言えません」でした。
遠い日本から来た女の子が、まさか、ね。
なので、彼は友達として母親に私を紹介したのです。
この事実だけでもぶち切れ案件ですが、R氏はそれ以上に私を切れさせました！
彼女が泊まりに行くよ
という事は彼の母親に言っていたらしいのですが、その詳細をちゃんと伝えてなかったんです。
この日にそれじゃ泊まりに行くけど良い？
と私から聞いたら、
良いよ
って言ってたにも関わらず、母親が機嫌悪いという理由で私の事を母親に言い出せずにいました。
泊まりに行く予定であった前日。
やっぱり無理だ
と彼は私に言って来ました。
は？
私はぶち切れました。
ホテルもキャンセルしちゃってるし、そもそも言うのが遅い。
今から他のホテルを探そうと思っても…。
それを彼にちゃんと責任を取ってくれるように責めました。
すると、彼に一本の電話が。
それは彼の母親からの電話で、家庭教師の仕事で怒っていた彼女のほとぼりが冷め、私を家に招き入れてもOKという内容でした。
R氏と関わっていると、こういう風に突然何かが終わったりまたOKになったり。
ひもくみ、本当にR氏に振り回されてたんだな…
と今では思えます。
一応、日本から彼と彼のお母さんに日本からのお土産も携えて来ていたので、
会えなかった場合そのお土産どうしよう（汗）
とそんな事まで考えてました。
さて、首都バクーから離れたR氏の実家へ急遽向かう事になったひもくみ。
基本的にアゼルバイジャンやトルコの移動手段はバスです。
バスで2時間掛けて彼の実家へ向かう事になりました。
都内の中のバスだと片道40円（安！）だった気がするのですが、高速バスだと何円か覚えていません。
というのも、アゼルバイジャンでR氏と会っている間、食事代や交通費は全部彼持ちだったからです。
それを「俺払ってやったんだぜ、どや！」みたいな感じではなく、さりげなく支払いを済ませてくれた辺り、カッコいいなとは思いました。
（今では、当然とも思いますが）
バスで揺られながら、ずっとR氏の隣にいたひもくみ。
冬だったので、スカーフでお互いの手を隠しながらずっと一緒に手を握っていました。
そんな青春時代が私にもあったんです…
バス停からR氏の家まで、彼はあのバクー空港で消失したひもくみのスーツケースを運んでくれました。
本当に会ってた時の彼は完璧だったんです。
ここまで私の事を気遣ってくれた異性は、恥ずかしながら今まで彼が初めてでした。
R氏の実家は、首都のビルが立ち並ぶバクーとはまるで違ってかなり田舎臭さはありました。
都心を少し離れるとここまで格差があるのか！
とビックリするほどの違いでした。
家の周りの道路は舗装されていないし、トイレも家と離れたところにあり、確か自分でホースを使って流さなければなりませんでした。
ただ、彼のお母さんは本当に良い人で…！
私を娘のように気遣ってくれました。
R氏のお母さんにはシルクの靴下、R氏には日本語の文法本をプレゼントしました。
しかし、R氏は既にその文法書をネットで購入しており、ひもくみのプレゼントは無駄となりました。
ただ、それももったいないと思い、私が彼に一緒のテキストを使って日本語を教えるというプレゼントの形にしたのです。
まぁ、その文法書をR氏と一緒に使うことはそこから2度とありませんでしたけどね
2013年の新年は、R氏の実家で迎えたのです。
ひもくみはその新年は風邪で寝ていたので、寝過ごしました（笑）
R氏のお母さんは本当に良い人で、たとえ言語が通じ合えなかったとしても、ボディーランゲッジで何とか伝えようとしてくれて。
また、私がまた風邪を引くといけないからと言って、大量に服もプレゼントしてくれました。
そして、2日間お世話になった彼の実家から、またバクーに帰り新たなホテルへと向かったのです。
その帰る途中、R氏はもう会うのが難しいというような事を匂わせてきました。
たしかに毎日往復4時間はキツイかもしれない。
けど、私も大学通う時はその位掛かってたし、彼より私の方が費用と時間を掛けて彼の為にここに来てるわけです。
なので、彼にそこに関しては少し怒ったので、
もう一度会えるよう努力してみる
と私に言い残し、自分の家へと帰って行ったのでした。
さて、ここまで読んできて忘れている読者さんも中にはいらっしゃる事でしょう。
ん？何が？？
はい、そうですね。
答えを言いましょう。
アゼルバイジャンの彼氏と別れた後
R氏、指輪を渡すと言いながら結局忘れていました。
もちろん、ひもくみは覚えていましたけどね。
R氏が帰ってから来たメッセージの途中で、
Oh
と突然に気付いたのです。
ごめん、指輪を渡す事を忘れてたよ！ひもくみが日本に帰ってから郵送するよ
と凄く格好悪い返事が帰って来たのです。
それはさすがに私も断りました。
けど、会えない事に関しては凄く不満だったので、それを伝えていたら彼は
絶対明日会いに行って、指輪を君の為に買う
と言い残し、本当に次の日にやって来ました。
そして、一緒に指輪を買いに行ったのです。
正直、アゼルバイジャン人の指輪のサイズはどれも大きく、ひもくみにぴったりなサイズなんてありませんでした。
しかし、少し大きめながらマックスに小さい指輪を見つけたので、彼はそれを私に買い与えました。
その指輪がこちら。
階段の上で、
大好きだよ
の言葉と共に―――。
この思い出は本当に印象的で、今でも忘れる事が出来ないくらいに嬉しかった。
そして、ホテルで最後に二人で泣きながら抱き合い、必ず会おうと誓い合ったのです。
この時、R氏も私と別れる事を切なく思い、初めて私は彼の泣き顔を見ました。
彼も初めて女の為に泣いた、と。
こんな甘い出来事があっても、今となっては彼と別れて正解だったと思います。
けど、彼を愛した事を後悔はしていません。
なぜなら、この恋愛があったからこそ色々と学ぶ事が出来た訳で、今の自分の幸せにも繋がっていると感じるからです。
お互いその時は愛し合っていたけれど、その愛情表現がちゃんと上手く行かなかった。
今ではそう思います。
この指輪、ひもくみはR氏に絶望し、別れた後にトルコで指輪交換をしてしまいました。
何と非情な！
という方もいらっしゃると思います。
そうかもしれません。
ただ、ひもくみは別れた異性のものはなるべく取っときたくないんです。
女とは、そんなもんです。
アゼルバイジャン人男性の特徴を、私の過去の恋愛話を元に語ってきました。
アゼルバイジャン人というより、むしろアゼルバイジャンに住んでいるLezginという少数民族の男性の特徴の話になってしまいましたね。
そんな元カレがアゼルバイジャン人だったひもくみですが、今ではコロンビア人男性と結婚してアメリカ生活を満喫しています。
コロンビア人の彼と出逢い、国際結婚までに至った経緯をを知りたい方は、
コロンビア人のイケメン彼氏とそのまま結婚？！しちゃった話
筆者自身の体験談を元に、コロンビア人のイケメン男性との恋愛からお付き合い、そして結婚までのお話を書いています。話の中で、コロンビアの恋愛観・宗教観・離婚問題等についても触れているので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい！
どうぞこちらの記事も読んでみて下さい。
